こんな時なんて言いますか?Part2

毎回楽しみな親業講座も、4回目になりました☆
今回から、親が問題を感じ、子供に伝えたいときの「わたしメッセージ」を勉強しました。
例:私(親)は風邪気味で頭痛がします。そばで子供が大きな音を立てて遊んでいます。
こんな時なんて言いますか?

1.「うるさい!静かにしなさい!」命令→一時的にやめるが、命令された時にしかやめない。
2.「やめないと、あとでひどいよ!」脅迫→子供の行動は、親の権限の元にあると言っている。
3.「人が困っているのに、そんなことするもんじゃないよ。」説教→おまえは何もわかってないと言うメッセージ。
4.「外で遊んだら?」提案→解決策は親が決める。
5.「思いやりのない子ね!」非難→子供に罪の意識を感じさせる。
6.「全くどうしようもない子なんだから。」辱め→愛されていないと感じる。
7.「私を怒らせようとしてるんでしょう?」分析→そんなこと思ってないのに、と不満を感じる。


イライラしていると、ついついこんな口調になりますよね〜〜
私も全くこの通りのパターンで、今までやってきました…(苦笑)
じゃあ一体どう言えばいいの??この3回の講座で、親業の効果は身にしみて感じていたので、期待はふくらみます。


この場合、音がうるさくて困っているのは「親」で、楽しく遊んでいる「子供」には全く問題がないと理解しなければなりません。(コレが最初ムズカシイ!)
上に挙げた7つの例は全て「あなた、やめなさい」と言うあなたメッセージです。親業では、親が問題を持った時は必ず「わたしメッセージ」を使うように、と言っています。
その時に、
1.子供のどんな行動が問題なのか、非難がましくなく伝え、
2.その行動が親にどんな影響があるか具体的に伝え、
3.そのせいで親がどう感じたかを正直に伝えます。


上の例では「あなたが騒ぐと(行動)、頭がもっと痛くなっちゃって(影響)、とてもつらいわ(感情)。」と伝えます。


相手の人格を否定せず、感情に訴え、親が解決策を決めないことがポイントです☆
子供は、静かにするか、外へ行くか、遊びを変えるかは、自らの意志で決めます。


最初、正直「こりゃ大変だ!!こんな面倒なこと出来るかな??」と不安でしたが…
実際に使ってみました☆


娘Mが息子Jにどなっていました。
M「Jなんかもう本当にバカで、まぬけで、アホで、だいっキライ!!」
私「MがJのことそんな風に言うと、ママの産んだ子をバカにされたみたいで、悲しいわ。」(いつもなら「そんな言い方やめなさい!(命令)」)
M「だってね、Jってしつこく触ってくるんだよ!」
私「そう、しつこいのが嫌だったのね。(能動的な聞き方)」(いつもなら「でも言って良いことと悪いことがあるでしょ!(説教)」)
M「うん、エロいんだもん。」
私「(笑いをこらえ)でもね、大嫌いとか言われると、ママまで嫌われたみたいで、悲しい。」


その後、娘はじっと私の顔を見てしばらく考えていました。
気付くと弟と仲良く遊んでいました。


娘の人格を傷つけることなく、娘も弟を恨むことなく、わたしメッセージを伝えられました!!
これって、恋人同士や、夫婦や、職場や、どこでも使えるかも!?


「わたしメッセージ」もこれから少しずつ取り入れていきたいです☆


親業http://www.oyagyo.or.jp/